27_総合包装株式会社

【会社名】総合包装株式会社
【代表者】代表取締役社長 川上 好永
【住 所】西原町
【業 種】卸・小売業
【事業内容】包装機械・食品機械・物流機器・衛生機器の販売・修理

長期社歴に伴う組織硬直とコミュニケーションギャップの改善が必要!

 当社は、高い技術力と安定した事業基盤を有している一方、長期的な組織運営の影響により、組織の硬直化という課題が顕在化しています。特に、世代間の価値観や業務経験の違いからコミュニケーションギャップが生じ、報連相において認識のズレや解釈違いが発生しやすい状況にあります。これにより、情報共有の質が十分に担保されず、業務効率や意思決定の迅速性に影響を及ぼしています。また今後、一定数の定年退職者が見込まれる中、複数の採用媒体を活用しているものの応募者数は限定的であり、新卒採用を目的とした企業説明会もエントリー数の増加に直結していません。更に、入社3年以内の若手社員に対する体系的な育成プロセスの確立が急務であり、人材定着および将来的な戦力化に注力する必要があります。

社内コミュニケーションの可視化と採用力強化を軸とした支援

 まず、社内における報連相の実態について丁寧な棚卸しと分析を行い、世代間・役職間で生じているコミュニケーション上の課題を可視化しました。その結果を基に、中堅から幹部社員を対象とした研修会を実施し、円滑な情報共有を実現するための考え方や具体的な実践方法について理解を深めました。併せて、採用活動支援として、当方が担当する大学の授業において、当該企業の魅力を直接発信するプレゼンテーションの機会を創出しました。社長を含む社員5名が登壇し、事業内容のみならず、仕事の遣り甲斐や企業文化を学生に伝えた点は大きな意義を持っています。更に、学生から寄せられた率直な意見や印象を当方で整理・分析し、社長および社員へフィードバックすることで、外部視点による自社理解を促進し、今後の採用広報や人材育成施策に活かせる示唆を提供しました。

組織内連携強化と将来人材確保の好循環形成

 本支援により、社員一人ひとりが自身のコミュニケーションの在り方を見直す契機となり、報連相の質的向上が期待されます。これにより、世代や立場を超えた相互理解が進み、組織全体の連携強化と業務の円滑化が実現されます。また、大学でのプレゼンテーションを通じて、学生に対し企業の実像と魅力が効果的に伝えられたことで、口コミを通じた好意的な評価の広がりが見込まれ、新卒採用におけるエントリー数増加が期待されます。加えて、若手社員育成の重要性が社内で共有されたことで、今後はOJTの体系化や育成プロセスの整備が進み、若手の早期戦力化と定着率向上に繋がると思われます。その結果、個人の成長と組織全体の生産性向上が相互に促進される持続的な好循環が形成されると考えられます。