03_株式会社エマオ
【会社名】株式会社エマオ
【代表者】代表取締役 安次富 淳子
【住 所】那覇市
【業 種】卸・小売業
【事業内容】オフィス家具・事務機器・OA機器等卸・小売、メンテナンス

人の成長が組織の力になる職場づくり

若手が安心して成長できる育成基盤づくりの必要性
若手社員を中心とした組織構成の中で、育成や指導の進め方が現場ごと・担当者ごとに異なり、成長の道筋が分かりにくい状況が見られました。そのため、社員が自分の成長を実感しづらく、働きがいや将来像を描きにくい場面もありました。人材が安心して学び、長く活躍できるよう、育成の考え方や関わり方を整理し、共通の土台をつくることが求められていました。


人材定着を見据えた段階的な育成と関わり方の整理
人材が定着し、前向きに働き続けられる職場づくりを目的に、人材育成支援を実施しました。はじめに、社員が安心して成長できる環境とは何かをテーマに、経営層・リーダー層と現状認識を共有し、育成に対する考え方を整理しました。
その後、若手社員との関わり方や日常の指導のポイントについて意見交換を行い、リーダーの役割や期待される行動を明確化しました。さらに、職種ごとに求められるスキルや姿勢を整理し、段階的に成長を支える育成の流れを可視化しました。評価制度の導入に先立ち、日々の取組や成長が自然に共有される簡易的な見える化の仕組みを検討するとともに、今後の研修や人材育成施策へ展開可能な基盤づくりを支援しました。あわせて、繁忙期を見据えた無理のない運用方法についても整理を行いました。

成長実感と前向きな対話が生まれる職場環境の形成
育成に対する共通の考え方が社内で共有され、リーダーと社員の間のコミュニケーションがより円滑になりました。社員一人ひとりが、自身の成長目標や次に取り組むべき内容を意識しやすくなり、仕事への前向きな姿勢が広がっています。また、育成の進捗を共有する仕組みを整えたことで、日々の努力や小さな成長が伝わりやすくなり、安心して働ける職場づくりにつながりました。これらの取組を通じて、育成が属人的になりにくい土台が整い、人材が長期的に活躍できる環境づくりへの方向性が明確となりました。社員の主体性を引き出す風土づくりにもつながり、今後の継続的な人材育成施策への発展が期待されています。

人事労務制度整備の必要性
当該企業においては、人事労務制度や各種規程の整備が発展途上にあり、退職金制度や賃金規程、雇用区分ごとの制度設計、助成金活用に関する仕組みづくりについて、体系的な整理と制度化が求められていました。
また、助成金制度についても情報はあるものの、制度選択や申請に向けた具体的な準備・運用体制の構築が課題となっていました。


制度構築に向けた総合支援
支援を通じて、既に導入されている中小企業退職金共済制度について、制度運用の実態を整理した上で、退職金規程の新規作成を行い、制度内容を規程として明文化・整備しました。
あわせて、就業規則・賃金規程等の関連規程との整合性を確認し、法令遵守のみならず、実務運用や管理体制に配慮した制度設計となるよう助言を行いました。キャリアアップ助成金をはじめとする各種助成金制度について、制度概要の説明、要件整理、対象者整理、活用可能性の検討、実務上の留意点まで段階的に支援を行い、助成金活用に向けた社内理解の促進と体制整備を図りました。

制度基盤の確立と組織体制の安定化
退職金制度については、規程整備と中退共制度導入により、従業員にとって将来の安心感につながる制度基盤が構築され、人材定着や雇用の安定化に資する環境整備が実現しました。
また、各種規程の整備・見直しを通じて、人事労務管理の制度的な土台が明確化され、企業運営におけるルールの透明性と実務運用の安定性が向上しました。
助成金についても、制度理解が深まり、単なる申請検討にとどまらず、今後の人材育成・雇用戦略と連動した制度活用の視点が社内に定着しつつあり、持続的な組織づくりに向けた前向きな基盤形成が進みました。



