30_株式会社てっぺん
【会社名】株式会社てっぺん
【代表者】代表取締役 東風平 和明
【住 所】石垣市
【業 種】飲食業
【事業内容】居酒屋経営

キャッシュフロー経営の確立

売上高の向上とFLコストの低減
令和元年度の売上高は当社最高を記録しましたが、令和2年以降の経営状況はコロナ禍の影響で厳しいものとなりました。令和2年度の売上高は対前年比35.2%の減少、令和3年度も対前年比20.5%減と大幅に減少しました。令和4年度も対前年比6.5%減となっており、令和5年度の売上高は若干の回復が見られたものの、依然として厳しい経営状況が続いております。このような状況の主な原因はコロナ禍であり、その影響で多店舗展開が困難となり、店舗閉鎖による売上高の大幅減少に繋がりました。このため、各店舗の売上高向上が課題となる中、閉店していた「どてっぺん」を再開し軌道に乗せることが求められます。
また、飲食店の評価指標であるFL比率(原価+人件費)を各店舗とも売上高の55%以下に改善する必要があります。飲食店経営ではメニュー開発が必要不可欠であり、メニューのABC分析を行い、顧客に喜ばれる新メニューを開発することが肝要です。

再開する店舗の軌道乗せと目標管理
抱える課題に対応するため、「どてっぺん」を再開し軌道に乗せるための経営戦略を策定することで、事業を再構築し、金融機関からの借入金を円滑に償還するキャッシュフローを確保する売上目標・利益目標を達成するための支援が必要です。
そのため、毎月の「店舗別売上目標」と「実績売上高」を比較対照し、なぜ目標売上高が達成できたのか、できなかったのかを毎月分析することにより、売上目標の達成ができる仕組みが構築できます。まず、近隣の居酒屋との差別化を図るため「どてっぺん」のストアコンセプトを「家族が満足する居酒屋を目指す」とし、ターゲットとなる家族層に対応したメニュー開発を実践しています。
また、飲食店経営の安定にとって、売上を継続的に向上させることがなによりも重要です。プロモーション(広告・宣伝)の展開を実践し、認知度を高め来店機会をつくることが必要です。

適正な売上高・利益を確保できる体制が構築できた
閉店していた「どてっぺん」を再開し軌道に乗せるため、ストアコンセプトと連動した、「集客したいターゲット」、「提供するメニュー」、「内装の雰囲気」、「接客のスタイル」などを織り込んだリニューアルオープンが必要です。また、居酒屋経営の安定にとって売上高の向上を図ることが重要なことから、「集客力アップ」や「客単価のアップ」を図り、キャッシュフローを確保し売上目標・利益目標を達成する体制が構築できました。

