25_社会福祉法人子ども育成会
【会社名】社会福祉法人子ども育成会
【代表者】理事長 玉城 靖規
【住 所】北谷町
【業 種】医療・福祉
【事業内容】保育所・学童クラブ

現場の声を経営計画に反映させ一体的に進む保育改革

変化する保育環境に対応するための経営計画策定
少子化の進行や児童福祉事業の多機能化が進む中、こども誰でも通園制度や地域の相談機能の強化など、保育サービスそのものに対する社会的ニーズが一段と高まっています。そこで、当法人では具体的な将来ビジョンを明確にし、中期計画の策定にあたりました。
そこで、経営計画の基本をレクチャーしながら、現場ヒアリングやSWOT分析を通じて内部環境を整理し、重要な課題と強みを洗い出すことに着手。今後、保育制度と現場独自の良さをどのように両立させるかが大きなテーマとなるため、理事長、管理職、現場担当で十分に対話を重ねる必要があります。
これらのステップを踏むことで、組織全体が同じ方向を向き、保育の改革を円滑に進めるための計画策定を目指します。

対話を通じて現場と経営を繋ぐ伴走型アプローチ
中期計画の実現に向け、経営陣が毎回の宿題を持ち寄って、共に課題を洗い出し、解決策を導き出すプロセスをファシリテートしました。
事業承継や各部門の方向性を明確化するだけでなく、日頃は気づきにくい問題や保育現場ならではの強みも整理し、多機能化に対応できる体制を構築する支援を行いました。


現場を巻き込みながら策定した保育事業の未来図
対話を重ねることで、つぼみっこ保育園、学童保育部門、小規模保育園、それぞれの強みや課題が可視化され、経営計画に盛り込むべき要点が浮かび上がりました。特に、事業承継以前の創業時からのやり方を大切にする考え方と、将来を見据えた改革に関する意見が対立しがちな点が課題でしたが、第三者がファシリテーター役として入ることで本音を引き出しやすくなり、根深い問題を冷静に捉える契機となりました。現場の問題点やリスクを管理職全員で一つひとつ精査しながら、中期計画を策定。今後5年を見据えた具体的施策を合意形成することができました。
支援終了後も課題・対応策を更新していく仕組みが整い、組織としての成長が期待されます。
