20_沖縄古賀防水工業株式会社
【会社名】沖縄古賀防水工業株式会社
【代表者】代表取締役社長 古賀 博昭
【住 所】糸満市
【業 種】建設業
【事業内容】総合防水・塗装・土木工事

業務効率化と採用マーケティングで人手不足を解消

人手不足を解消して顧客の需要にこたえる
当社は県外大手企業からの一次請負会社として多くの工事案件を受託していますが、昨今の建設需要にこたえきれず、機会ロスが発生している状況でした。その課題解決の対応として、オペレーション業務の標準化や高度化(防水一級技能士の資格取得8名)を促進し、工事作業の効率化や工事の手直し作業の削減に取り組んできました。
しかしこれだけではまだ需要に応えられていない状況でした。今後の対策としてはデジタルの活用と人材採用の強化を検討。デジタル活用については別の支援事業を活用して対策を行い、本事業では人材採用に絞りご支援することとしました。
①求人票の作成
②WEBサービスを活用した採用マーケティングの仕組み構築
③採用マーケティングの仕組み定着

自社の魅力、チームや会社の雰囲気を見える化
まず初めに、組織的に人材を採用するためのポイントである採用マーケティングについてレクチャーしました。採用マーケティングでは初めに「誰に」、「何を」訴求するかを決める必要があります。「誰に」については、社長や会長にヒアリングを行い、会社として欲しい人材を絞り込みました。また人事担当者や工事部門にもヒアリングを行い、訴求するターゲットの人物像を浮き彫りにしました。「何を」については、会社の沿革、実績などをヒアリングし、ターゲットへのアピールポイントを抽出しました。さらには工事部社員からのヒアリングや現場確認を行い、会社の雰囲気や風土を言語化していきました。
求人情報をターゲット層に広く知ってもらうためのメディアとして、求人WEB媒体(無料、有料)とハローワークの2つに絞り込み、求人を公開しました。

採用者から見た魅力ある求人票の作成
採用は求人票を出したら終わりではなく、出した後も反応を見ながら改善していくPDCA活動が不可欠です。今回の支援では継続的な採用活動ができるように、採用担当者と一緒になって求人票を作成、公開し、技術移転を行いました。
当初の求人票から改善を繰り返すことで、会社の和やかな雰囲気や情景が見えるような文章に仕上がり、魅力のある求人票が仕上がりました。結果として応募者4名、うち1名を採用することができました。

