16_EF Polymer株式会社

【会社名】EF Polymer株式会社
【代表者】COO(最高執行責任者) 下地 邦拓
【住 所】恩納村
【業 種】製造業
【事業内容】植物由来の超吸水性ポリマーの製造

研究職、営業職の働き方を見直す

 100%オーガニックの超吸水性ポリマー「EFポリマー」を活用した技術開発や製品の販売を行う企業として2020年に設立されました。
 現在、事業の急速な拡大に際し、人員が増加し、職種も多岐にわたるようになり、それぞれの職種に応じた雇用管理制度、従業員の定着を図ることのできる制度を導入する必要がありました。
 当初は、すべての職種の従業員が労働基準法の原則的な労働時間で雇用管理を行っていました。特に、研究職や営業職については、原則の労働時間で勤務することは、業務に支障がでることもあり、労使双方、不都合を感じている状況でした。

現状の分析と雇用制度の導入

 各職種の働き方の特徴を確認し、各変形労働制と裁量労働制について説明を行いました。研究職については、専門型裁量労働制の対象業務で、研究者にとって時間や遂行手段に裁量のある働き方は、モチベーションアップにもつながることもあり、導入することになりました。また、営業職については、顧客訪問など、定時対応では不具合が多かったことから、最も生産的な時間帯に働くことができるよう、フレックスタイムを導入しました。各自の業務内容に応じた始業・終業時刻の設定や1日の業務時間を自分で調整できるようにすることで、ワークライフバランスの向上に繋がりました。
 また、もともと正社員転換制度が導入されていましたが、今年度キャリアアップ助成金を活用したいということでしたので、現行の助成金支給条件に合うよう、就業規則の内容や労働条件通知書の記載項目の見直しを行いました。

適切な制度で働きやすくする

 職種や業務内容によっては、労働時間や業務遂行方法を従業員の裁量に任せるフレックスタイム制や裁量労働制を導入することが、モチベーションの維持、ワークライフバランスの向上、仕事の効率化に役立ちます。また、キャリアアップ制度とも組み合わせることで、離職率の低減にもつながります。