22_株式会社嘉数重工

【会社名】株式会社嘉数重工
【代表者】代表取締役 嘉数 忠
【住 所】南風原町
【業 種】サービス業
【事業内容】クレーン・大型自動車販売整備

自社に合った人材育成方法を検討

 当社は、工事現場や配達のトラック、火事の現場に出動する救助工作車など様々な現場で活躍している赤いクレーン・通称「ユニック車」をメインに販売からアフターメンテナンスまで行っております。
 当社はクレーンを製造する古河ユニック社の沖縄県内唯一の代理店として、創業から50年を超え着実に成長を続けてまいりました。一方でその成長を支える人材の育成という面では、試行錯誤が続き自社に合った人材育成の仕組みを確立できずにいました。
 そこで今回事業では、経営理念である「社員・お客様・社会×会社=相思相愛」を目指した人材育成の仕組みづくりをテーマに進めることとなりました。

5S・改善活動開始とスキルマップ・事業計画書の作成

 まずは仕事の基本である5Sを徹底して行うこととし、スペースのムダ、時間のムダ、ミスするムダや移動のムダなど、業務における様々なムダをなくし効率化を目指しました。活動は社員で編成した小集団で現場主体で実施し、現場の改善活動も併せて進めました。又、職歴の浅い社員が多く社員の早期のレベルアップ・全体の底上げが最大の経営課題でしたので、今回はスキルマップの作成・運用を行い、従業員に求めるスキルを明確にし計画的なレベルアップ・多能工化を進めることにしました。
 それに加え、当社の目指す姿とそれに向けた各種取組みを事業計画書として明文化・社員へ示し、社員一丸となって目標に向かえるようにしました。

人材育成の枠組みができた

 今回、自社に合った人材育成方法を検討し次のように進めました。
①5S・改善活動を現場主体で行い、社内風土を変革し社員がレベルアップする土台を作る。②スキルマップを作成・運用し計画的なレベルアップ・多能工化を図る。③事業計画書を作成し、会社の今後の方向性を明確にし、社員のベクトル合わせを行う。
 今後、試行しながら自社に合わせたカスタマイズをしていく予定です。