15_株式会社琉球新報開発
【会社名】株式会社琉球新報開発
【代表者】代表取締役社長 新垣 順基
【住 所】那覇市
【業 種】サービス業
【事業内容】広告代理店

デジタル時代を切り拓く、チームの自走力強化と戦略的SNS活用

新規事業やコンテンツ開発を担う人材と組織の育成
当社では、新規事業やコンテンツ開発を担える人材を育成し、社員が主体的に活動できる組織を築くことを大きな目標としています。そのためには、ビジョンを明確化し、全社員の意識を統一するとともに、各役職の役割を的確に推進していくことが欠かせません。
また、中堅や若手が活躍できる風土を醸成し、誰もがアイデアを生み出しやすい環境を整えることで、新たな事業領域への挑戦と成長を加速させることを狙いとしています。
この取り組みを通じて、各部門が連携しながら主体的に課題を発見・解決する力を高め、企業全体のイノベーション創出を促進していく考えです。

組織を強くする!3つの加速支援プログラム
① 入社5年未満向けビジネス研修(全2回)
タイムマネジメントやロジカルシンキングを活用し、業務効率や論理的思考を実務ワークを通じて習得しました。
② 中間管理職向けファシリテート研修(全2回)
実務テーマを題材に、メンバーの意見を引き出し議論をまとめる手法を学びました。
③ 広告部向け新規事業促進支援(全2回)
広告部とDXチームが参加し、ディスカッション形式で進行中プロジェクトの課題を整理し、具体的なアクションプランを作成しました。


チームの自走力を支える論点思考とファシリテート力の向上
まず、①入社5年未満向け研修(全2回)では、タイムマネジメントやロジカルシンキング、論点思考などの基礎を学び、個別・グループワークを通じて実務と直結する形で演習を行いました。受講者からは「現場ですぐ実践に移したい」との声が寄せられ、業務効率化や問題解決力の向上が期待されています。
次に、②中間管理職向けファシリテート研修(全2回)では、「〇〇広告の今後のあり方」という実際の社内テーマをもとにディスカッションを実施。ファシリテーター役が論点を整理しながら意見を引き出す手法を習得し、部門を超えた連携や新たな視点の共有につながりました。
さらに、③広告部向け新規事業促進支援(全2回)では、現在進行中のプロジェクトをホワイトボードやマインドマップで可視化し、課題の洗い出しとアクションプランの策定を実施。
全体の支援を通じて、メンバー自身がメンバーを巻き込みながら論点設定やアイディアの発散と収束のプロセスを体験し、支援終了後も自走できる体制を強化できたことが大きな成果となっています。

紙を超える広告展開:デジタル化で未来を創る
琉球新報開発は、新聞社の子会社として広告代理業を担い、紙媒体を中心に事業を展開してきました。しかし、インターネットの普及に伴い広告媒体が多様化し、従来の手法では広範囲な情報発信が難しくなっています。そのため、新たなデジタル広告の活用が求められる時代となっています。
今後の成長と顧客ニーズに応えるためには、SNSや動画コンテンツを活用した広告提案を営業ツールとして取り入れることが重要です。これにより、広告の幅が広がり、クライアントとの新たなコミュニケーション手段を構築できます。
そのためには、社員のデジタルマーケティングおよびSNS運用に関する知識とスキルの強化が欠かせません。琉球新報開発が保有するコンテンツを活用し、社員が実践的なSNS運用スキルを習得することが重要でした。

SNSマーケティング基礎から運用企画書の作成
SNSマーケティングの基本から実践までを支援しました。SNS運用企画書の作成を目標に、ペルソナ設定やカスタマージャーニーマップの作成方法を解説し、KGI・KPI設定について指導を行いました。また、炎上事例の共有等を図り、炎上事故から会社を守る方法を学んだうえで、SNSへの集客手段や運用方針に関するグループ発表を実施し、他社事例を参考に具体的なフィードバックを提供しました。参加者には、コンサルタント視点で他社のSNS発信を調査する体験を通じ、注力すべきポイントを理解していただきました。
ワークショップでは、ロジックツリーの作成方法を指導し、KGI達成に必要なKPI設定プロセスを共有。さらに、投稿アイデアの発案や施策の組み立てについても解説し、グループワークを通じて実践的なスキルを習得していただきました。


戦略的なSNS活用とリスク管理
① SNS運用企画書の作成
SNS運用企画書の作成を通じ、運用目的やターゲット層の設定が重要であることを学びました。また、各SNSプラットフォームの特性を理解し、最適なプラットフォームを選定する方法も習得しました。この知識を活用し、具体的な施策を企画書にまとめることで、実行可能な戦略を整理するスキルを得ました。これにより、クライアントへの広告提案に役立つ能力が向上しました。
② ソーシャルネットワークポリシーについて
SNS運用におけるリスク管理の重要性を学びました。炎上やトラブル発生時には迅速かつ的確な対応が求められるため、事前に対応マニュアルを整備する必要があると認識しました。また、ソーシャルネットワークポリシーを策定することでリスク回避能力を高め、安心してSNSを運用できる環境を整える重要性を理解しました。現在、社内でのポリシー作成に向け調整を進めています。
